share

Blog

brand-name

2020-12-17 By Celia @ MWYW SELECT

革バックを選び前に知っておくべき「牛革と馬革の違い」

毎日長く愛用する鞄(かばん)~自分にあった「鞄選び」をしたいですよね。

ナイロン素材から牛革やコードバンを代表とする馬革、山羊革や羊革まで、最近では沢山の素材が使われていて、どの生地がいいのか、悩む機会が増えていると思います。

ここでは、主に、合成皮革や人工皮革でなく、天然皮革の中でも、ポピュラーな“牛革”と“馬革”との違いについて説明したいと思います。

01 革の良質な部分を慎重に選択

実際の鞄作りの現場では商品企画や生地選定を行う際に、長く使うことを前提に、製品の購入後の使われ方や特徴を鑑みながら、どの革がいいのか、慎重に選んでいます。牛革や馬革では革自体が経年変化することを前提に設計されており、加工工程での洗浄や防腐、染色などといった過程において、使用される薬剤によっても変化するのが牛革や馬革などの特徴です。
実は同じ革の素材でも、あるものは堅かったり、あるものは柔らかかったり、意外と異なった状態で仕入られています。
これらの特徴を掴みながら、この部分にはこの革がいい、など丁寧に使用する生地を選んでいます。

02 "牛革"の特徴を知っておく

まずは“牛革”に関する特徴ですが、主な「強み」としては、
・耐久性に優れている
・外観や触り心地など高級感がある
・長年使うことにより生地に伸びが出て滑らかになる
という事があげられます。

イメージしやすい商品だと、牛革のジャケットがあると思います。

着込んでいくにつれ、革の表面が滑らかになり、伸びが出てくることで、身体に馴染み、より動きやすくなってきます。

"牛革"の「弱み」ですが、
・輸入生地でもあり仕入原価が高い(値段が高くなる)
・重量が重い
ということがあげられます。

・水に弱く(耐水性)、手入れに手間がかかり使用状況次第ではカビが生える
・重量が重い
ということがあげられます。

03  "馬革"の特徴を知っておく

次に"馬革"に関する特徴ですが、主な「強み」としては、
・薄い割に強度が強く牛革に比べ総じて軽い
・外観や触り心地など高級感がある
・長年使うことにより生地に伸びが出て滑らかになる

イメージしやすい商品だと、強度がありしなやかさも兼ね備えているという特徴から、インテリアやレザーウェアに使われることも多く、財布などメンズ系小物でも使用されている製品を多く見られます。

"馬革"の「弱み」ですが、
・強度は総じて牛革ほど強くない
・水染みができやすい
・革の表面に傷が目立ちやすい

"馬革"でも全体の部位を対象とした生地を“ホースレザー”と称し、臀部からのみ採取される“コードバン”と分類されており、“ホースレザー”は柔らかくなじみやすい生地が特徴的ですが、“コードバン”はハリがあって堅い生地となっています。

04 革のことを少しだけ深く知ってみよう

一言で"革"といっても、人工皮革から馬や牛などの革など千差万別で、得意な部分と不得意な部分とそれぞれあります。手入れの仕方やエイジング(経年劣化)による質感など、ご自身の趣向や個性にあった「鞄選び」が出来ると素敵な買い物が出来るかと思います。

「鞄選び」を機会に、その生地の歴史や特徴だけでなく、製法やその工程などに詳しくなってみるのも楽しいかもしれません。